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rest in peace

長崎市長は、結局前市長の娘婿にはならなかった。

新聞で読んだところによると、

娘は「市民のみなさんの、父に対する思いはこんなものだったのか。父が浮かばれない」

なんて言ったらしい。

写真には憔悴しきって今にも倒れそうな彼女が写っていた。

それは違うだろう、とあたしは思った。

正直言って、その言い草には腹が立った。

彼女は結局、彼女のことしか考えていない。そうとれることばだ。

あなたのご主人は、あなたのお父様とは違う人なんだから。

選挙は、あなたのお父様のお弔いではないんだから。

当の婿殿だって、本当に望んで立候補したとは思えなかった。

ただ、彼に他の選択権は残されていなかっただろう。

でも、考えてみれば、

前市長が亡くなってから、まだ一週間も経っていない。

きっと彼女は父親の死をまだ受け入れられないのだろう。

老衰で亡くなったって、遺されたひとが「死」を受け入れるのには

長い時間を要する。

ましてや、銃で撃たれて、殺されるなんて。

彼女が夫を市長にすることは、

ある意味で父親が死んだことを否定できることにつながったのかもしれない。

彼女は喪失の感情に溺れていて、他に何も見えないのだろう。

それが、上記の発言に影響したのだろうと思う。

そんな彼女を責めるのは、筋違いだ、と気付いた。

哀れだ。

必要以上の苦痛を、彼女を含む遺族は強いられたのだ。

改めて前長崎市長、伊藤一長氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

遺族の方の悲しみが、少しでも癒されますように。

そして、日本の国が戦争を含む理不尽な暴力に対してNOと言える日が早く来ますように。

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