« ストーミー | トップページ | Nice cup of tea »

ブラザーに太陽の光を分けてくれないか

あたしには兄がいる。

恥ずかしながら、彼は30過ぎても家にいる。一生懸命働いてるけど、薄給。薄給なのに、趣味は車(しかも国産には乗らない)。当然、貯金などなく、むしろマイナスだったりする。

彼の趣味は写真だった。今はそれを仕事にしている。今まで彼は写真でしか働いたことがない(アルバイトでさえそうだった)。果たしてそれは幸福なことだろうか? もっとこだわりやプライドを捨てれば、もっと要領よく立ち回れたり、親に心配かけるようなことにならないで済むと、あたしは思ってしまう。

年が離れたあたしたちは、つい何年か前までまともに口をきかないきょうだいだった。お年頃だった兄はうるさいガキのあたしに我慢がならないようだったし(今となればそれはよく分かることだ)、あたしは兄にただならぬ恐怖を覚えていた。

今はお互い成長したので、別にどうってこともない。実際は、兄が非常に優しい人だということも分かったし、子どもっぽいような純粋さがあることも知った。生活時間が違うから、同じ家にいてもめったに会わないけど。

今日は兄も仕事が休みで、どういう風の吹き回しか、昼にラーメンを作って家族みんなに振舞っていた。普段料理を作る人ではないし、家族と積極的に付き合う人でもないし、本当にどういうわけなのか分からないが、スープもチャーシューも一から作っていた。台所はそれこそ台風の過ぎ去った後。結局母が片付けていて、それはイマイチ納得ができない。

けど、ラーメンは美味かった。濃い目の醤油ラーメン。分厚いチャーシュー。ニンニクもたっぷり入っていて、あたしの好きな味だった。今現在も、なんとなくニンニクが腹の中に残っている気がする。

今後、あたしも兄もどうなっていくのだろうと考える。幸せになれるといいのに、と思う。

« ストーミー | トップページ | Nice cup of tea »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/303499/7173474

この記事へのトラックバック一覧です: ブラザーに太陽の光を分けてくれないか:

« ストーミー | トップページ | Nice cup of tea »