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0200 a.m.(ver.1)

あたしにとってその時間は、映画が見終わった、とか、レポートが書き終わった、とか、ネイルがようやく乾いた、とかそういう時間で、夜の深淵の中にあってあたしの目は冴えている。だからといって、後は寝るより他何もすることはない。むしろ、事の最中には眠くて仕方なかったのだが。これって、どういうわけなんだろう。

大抵は、ベランダに出て煙草を一本ふかして、仕方なく床に就く。

それでも、起きていることを諦めきれないとき。それは夜のひとりぼっちを自覚したときだ。

街は起きている。けれども、あたしはひとり。ということに、遠くの正面でドロップのように光る明かりを見て、自覚する。

このうえなくさみしい。

あたしは、メールを送る。みんな眠っていることを知っているのに。

そして、来るはずのない返信を待ちながら、僅かの可能性を期待して、もう目が慣れてしまった暗闇の中で寝返りを打つ。

そうして、いつの間にか、眠れる。

文章発掘シリーズ。日記程度。

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